鍼灸のかかり方
鍼灸の施術について、一定の要件を満たす場合は、「療養費」として健康保険の対象となります。なお、健康保険の対象とならない場合は、全額自己負担となります。
◎健康保険の対象となるのはどんなとき?
下記の1、2 の両方の要件を満たす場合にのみ、健康保険の給付の対象となります。
1.対象となる傷病であること
神経痛• リウマチ• 五十肩• 頸腕症候群• 腰痛症• 頚椎捻挫後遺症
※対象となる傷病が限られています!
※神経痛・リウマチなどと同一範疇と認められる慢性的な疼痛についても認められる場合があります。
2.医師が鍼灸の施術について同意していること
医師による適当な治療手段がなく(医療機関において治療を行い、その結果、治療の効果が現れなかった場合等)、鍼灸の施術を受けることを認める医師の同意がある場合です。
◎鍼灸施術を受ける場合の注意事項
(1)医療機関との併用での施術は認められません!
鍼灸の施術について健康保険による給付を受けることができるのは、医師による適当な治療手段がない場合のみです。したがって、鍼灸の施術を受けながら、並行して医療機関で同じ傷病の診療を受けた場合は、鍼灸の施術は、健康保険扱いとはなりません。
※医師から薬やシップを処方された場合も、治療行為となり、鍼灸の施術は健康保険扱いとはなりませんのでご注意ください。
(2)定期的に医師の同意が必要です!
健康保険を使って継続して「鍼灸の施術」を受けるには、3ヵ月ごとに同意が必要です。医師の同意のない施術は、健康保険の対象となりません。
(3)療養費支給申請書の内容を確認したうえで、必ず記入・押印してください
『療養費支給申請書』は、施術を受けた方が施術費用の一部を「協会けんぽ」に請求し支払いを受けるために必要な書類です。『療養費支給申請書』には、傷病名・日数・金額などが記載されていますので、よく確認したうえで、ご自身で記入・押印願います。
(4)領収証は必ずもらいましょう
領収証は医療費控除を受ける際に必要となりますので、大切に保管してください。
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